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最後のダイビング 1997年の旧正月はセブ島で過ごした。Chinese New Year はシンガポールでは日本の正月より盛大に祝い、ホテル以外は食事をとるところも無くなってしまうので、この時期は我々よそ者は国外脱出を図るのが賢明だ。会社も約1週間休みになるので、この年はまだ行ったことの無いフィリピンに行くことにした。 シンガポールから空路4時間、セブ国際空港に到着すると、シンガポールのトラベルエージェントが手配してくれたホテルの迎えが来ていた。日本人の二組のカップルに混じり、いつもの一人旅。ホテルまでの道のりは、リゾートアイランドCEBUのイメージからは程遠い田舎道で、ホテルだけが別世界だった。もう、バリ、プーケットで経験済みのため別に驚きはしなかったが、ホテル以外には何も無い所と言う点では、フィリピンが一番貧しい印象を受けた。
初日、ホテルのダイビングショップで手配してくれた
Guide の JonJon(Mr.Jonathane)とホテルの目の前にある海で潜った。ホテルのマイクロバスで一緒だったカップルが同行することになったが、これが佐久間夫妻。その後、セブ滞在中ご一緒させてもらい、おかげで一人旅の寂しさを感じることなく楽しむことができた。
ホテルの目の前の海中の、ドロップオフに洞窟がある。約35mの深さの洞窟の入り口に小さな墓(?石碑?)がある。刻まれている名前は日本人。海の好きな彼の休む場所として、死後友人達が設置したものらしい。何も無いマクタンの海で唯一の記憶に残る場所となった。
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