Pulau Aur

週末ダイビング (Eat Sleep Dive)

 1996/6/28-30


マレーシアの東海岸に、すこし有名なダイビングリゾート、Tioman島がある。そこより、少し東側に、Pulau Aur(アウ島)という小さな島が浮んでいる。
ダイビング友達に紹介されて、街の小さなダイビングショップを訪れ、週末ダイビングに参加した。

金曜日の夜、仕事を終えて、ニュートンサーカスの駐車場にあるバス停で待っていると、マイクロバスがピックアップしてくれた。乗りこんだのは、自分を除いて、男性四人、女性四人。皆シンガポーリアン。男性のうち一人は、ダイビングショップから派遣されたガイド兼インストラクター。

第一の目的地は、マレー半島東海岸のメルシン(Mersing)。シンガポールから、ジョホールのコーズウェイを経由して約7時間の旅。途中で、マレーシアの田舎町で休憩し、夜食を食べながらお互いの自己紹介をした。女性は2組のグループで、男性は皆個人参加。20代から30代の若者ばかり。

夜中にメルシンに着き、船に乗りこもうとしたが、その日は潮のタイミングが悪く、干潮のため船が着岸できず、小船で沖合いに停泊している連絡船まで連れて行ってもらうことになった。その小舟が、真っ暗な海の上で砂に船底を乗り上げて動かなくなったりして、真夜中にすっかり目がさめてしまった。

船に乗りこんで仮眠をとり、目がさめたら島についていた。まだ朝も早いので、宿に荷物を置き、もう一度仮眠をとって、朝食にした。
宿は、2階建ての木造安普請で、2階に十個の部屋が在り、各部屋に簡単なベッドが四個ずつ置いてあるが、マットレスだけで毛布もついていない。ただ、眠るだけの場所。

客は、他に1組だけ。あとは、鶏の声だけがうるさい、何もない島だが、一応住民はおり、静かな自然に囲まれている。

最初のダイビングで、早速ウミガメに遭遇した。思いのほか、動きが鈍く、簡単に甲羅を捕まえることができた。しばらく遊んだが、迷惑そうな様子なので放してやった。

その夜、夜間ダイビングに誘われた。本来、初心者のため、夜間ダイビングも、18m以上の深さも禁止されているが、もうインドネシアで36m潜ったし、実は、夜間用のライトも持っている。喜んで参加した。

夜のダイビングは、暗くて、珊瑚のきれいな景色は楽しめないが、岩の隙間で眠っている魚を見るのが面白い。ブダイが、白い歯をみせて眠っている。子供の頃の田舎なら、モリで一丁上がりの状態だが、ここは紳士のダイビング、観察するだけで我慢。

また、ウミガメがいた、岩の隙間で眠っている。昼間見たものより少し小さい。一緒に潜った男が、突付いて無理やりおこし、写真を撮った。カメは、迷惑そうに泳いで行ってしまった。

翌日、女性達が、「タタを見た。」と言って、騒いでいる。
よっぽど珍しい魚かと思い、どんな魚か尋ねると、魚じゃない”タタ”だと言う。じゃ、「スペルを教えてくれ。」というと、「TURTLE ら!」。
「なんだ、タートルか。」「そう、タタら。」
どうも、中国系シンガポーリアンには、”R”の音が苦手らしい。

翌日、メンバーは早朝ダイビングに出かけたが、朝くらいのんびりしたいので、ひとりリゾート気分を満喫して、帰途についた。

帰りは、途中ティオマン島を右手に見ながら、四時間程度でメルシンに到着した。定期便には、昔日本で働いていたという、日本語の達者なオジさんがいて、退屈せず船旅を過ごせた。


島の宿

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ダイビング仲間
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たたき起こされて
迷惑そうなカメ
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島の風景
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メルシン到着
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ドリアン市場
(メルシン)
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